この先もずっと安心して暮らし続けるために住宅に必要な力
デザインの力
暮らしのデザイン
間取りや見た目だけではなく、どういう暮らしがしたいか。を重視し、動線計画や収納計画はもちろん、暮らしに寄り添う提案をすることで、自然と家族の会話が弾む。そのようなデザインを設計します。
パッシブデザイン
土地の立地条件、周辺環境によってデザインは変わります。風向きや日当たり等、その敷地での自然エネルギーを最大限利用するデザインにすることで、コストを上げずに快適性を向上させます。
構造の力
全棟構造計算(許容応力度)耐震等級3
2016年熊本地震では震度7の揺れが2度起き、2度目の揺れで多くの建物が倒壊しました。その中でも、耐震等級3の家が繰り返しの地震に耐えたことが注目され、耐震等級に対する関心が増えました。
また、2024年能登地震でも、耐震等級3の建物が倒壊を免れているとの報告も受け、地震大国の日本では、繰り返しの地震にも耐えられる『耐震等級3』の性能は必須項目です。
プランニングは構造計画も一緒に検討
耐震等級3にしようとすると部材が大きくなり費用が掛かる…
そのようにお考えのプロの方もたくさんいらっしゃいます。その原因は、間取り検討時に構造検討をしていないからです。構造計画をしっかり考えながらプランニングすると、梁も大きくすることはなく、流通材で十分に耐震等級3を確保できます。コストアップする力技ではなく、構造計画をしっかり検討することで、コストをかけずに安心、安全を確保します。
気密断熱の力
断熱等性能等級6以上
断熱を強化すると足元から暖かい空間を確保できます。また、温度のムラをなくすことで、居住空間全体の快適性が向上します。さらに光熱費の削減にもつながり、暮らしにも心にもゆとりが生まれます。
気密性能C値0.5㎠/㎡以下
断熱性能が良くても、気密性能が悪ければ快適さが損なわれます。
隙間なく施工することで断熱性能が確保され、計画的な換気や空調計画が可能になります。
2030年に標準化されるZEH住宅は、断熱等級5に該当しますが、部屋内の温度ムラ解消せず十分な快適さを確保することは難しいです。快適性向上には様々な要素が必要になりますので断熱等級(Ua値)や気密性能だけにとらわれてはいけませんが、ひとつの指標となります。
長持ちの力
結露計算
壁内結露計算を行い、壁内で結露が起こらない環境かどうかを検討する必要があります。特に、近年の温暖化による異常気象の影響も考慮し、将来的な結露リスクを踏まえて、検討する必要があります。
ホウ酸系防蟻材
一般的な防蟻材は、殺虫剤のような薬剤を散布します。この薬剤は揮発するため、高気密化が進む住宅では健康上のリスクも高まります。その為、薬剤を薄めて使用されています。結果的に、5年に一度の薬剤散布が必要とされています。
一方、ホウ酸系の防蟻材は揮発することがなく、半永久的に効果が持続します。健康にも、環境にも、お財布にも優しい防蟻材を推奨しています。