開講日@環境塾

2024年4月9日、待ちに待った環境塾の開講日。
まさか、学生時代は部活しかしていなかった自分が、東京大学の門をくぐるなんて思いもよらなかった。
あいにくの雨模様で寒い日でしたが、足取りは軽やか。
浮かれて赤門前で記念撮影w

13時30分から学生向けのスタジオ課題のガイダンスがあるとのことで、ちょいと早めに行ったら構造塾の顔ぶれが。リアルで会うのはカンファレンス以来。テンションがまた上がる。

ガイダンスの様子を少し見学し、環境塾まで時間があったので、院生がスタジオ課題の講師であるアルゴリズムデザインラボの重村さんに質疑をあげていて、実際にそのソフトを動かしてるのを見た。。。『すごーーーー』の一言。その内容は、スタジオ課題の記事にあげていく。

本題の環境塾の本日の内容は、ラファエル設計の神長さんが実際、どのようにソフトシミュレーションを駆使して実務を行っているか。という内容だったので、それについてまとめていく。

UA値をゴールと考えない

神長さんの家づくりの目的と手段は以下の通り。

目的無暖房時の自然室温を18℃前後にしたい
各月の冷暖房使用量(kWh)を把握する
行動ホームズ君でシミュレーション
結果Q値1.0前後 UA値:0.27~0.34前後

無暖房で室温18℃に。冷暖房の使用量を把握するためにシミュレーションソフトを活用。
UA値は結果的にそうなるだけで、UA値を下げるために間取りを検討するのではないということ。
では、UA値をゴールと考えた場合、どのようなシミュレーションになるのかを見せていただいた。

UA値はあてにならん

ここは文字で書くよりも図で見ていただいたほうがわかりやすい。

次は、南面に窓が無い場合(左)と大きい窓を追加した場合(右)のシミュレーション結果。
左の方がUA値は低くなるが、室温は右の方が高い。

窓は本当に弱点なのか?

窓は弱点だから、トリプルガラスに?小さくする?
その結果、UA値は良くはなるけど、室温は低く寒くなっているのがシミュレーションソフトの結果、理解できる。

窓は本当に弱点なのか?熱を失うばかり?
窓は太陽の熱量を取得できる。しかもそれは無料。 

シミュレーションするのはUA値を良くするためのものではなく、自然室温が上がるのか。というのを意識しながら設計をしていく。あと大事なのは実測すること。狙い通りの室温になっているか、エアコンや換気は狙った通りの風量になっているか。ちなみに上記のUA値0.29の物件の実測は、外気温-0.1℃、全室無暖房でほぼ20℃以上になっていて、シミュレーション通りのデータになっている。すごい。

ちなみにここまでで開始10分程度の内容。濃い!!!!
この後は、神長さんが実際のソフトたちを使って実演をしながら、丁寧に解説いただく。
その間も、さまざま話題が飛び交ったが、それらについても今後の環境塾の中で整理されていく。


その後は軽く、自己紹介も含めた懇親会と、実務者メンバーで飯田橋というところで二次会。
住宅系youtuberトラジロウさんに拉致られ、対談しました。

トラジロウさんとの対談

トラジロウさんはこんな人↓
中立公正な注文住宅総合相談所:ハウスメーカーや工務店の選び方・比較をプロ建築士が解説 (home-consul.com)

以前からくろーばーさんから、私とトラジロウさんの営業の考え方が似ていると聞いており、クラブハウスで話したことはあったが、私がXで今から環境塾で東京向かうと投稿したところ、ぜひお会いしましょう!とDMが届いた。

東京観光する時間がないでしょう、とのことで、22時~おじさん2人でドライブ。笑
クラブハウスを繋ぎながら、独立に向けての話や環境塾の話、住宅業界の話を2時間ほどしていました。
楽しい時間でした。

トラジロウさんは話しやすく、毎週火曜日22時~クラブハウスで、「住宅何でも相談室」を開いているので興味がある方は是非!


初日から非常に濃い内容で(メンバーも笑)、とても刺激的な一日でした。

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