冬の寒さと夏の暑さ@環境塾

5月7日の環境塾は前先生の講義
「気候危機・自治体議員の会」のセミナーで話される内容についてお話いただきました。

全ての学校を断熱改修して子供たちを快適な学びの場に届けよう!というセミナーのようですが、家族が住まう住居も一緒ですね。今回の記事では、冬の寒さと夏の暑さがどれほど危険かにフォーカスしたいと思います。

冬のヤバさ


サーモカメラで見ると、冬場、暖房をつけても家の中が全然暖かくないのが一目瞭然です。

脱衣所真っ青ですね、、、

ここで裸になりお風呂に入る。寒いと血管が収縮して血圧が上がり、そこから熱いお風呂に入る。すると急激に血圧が低下しヒートショックが起きてしまいます。ヒートショックで亡くなられる方は、交通事故で亡くなられる方の4倍と言われています。深刻な問題ですね。

夏のヤバさ

最近、夏が異常に暑くなってきましたね。2023年は観測史上もっとも暑かったと言われています。
今年はもっと暑い(-_-;)…真夏日…30℃越えが4月にありましたね。
気象データを見るとこれも一目瞭然です。
このままいくと2100年には40℃を超える酷暑日が…

このまま温暖化が進むと、2100年には40℃を超える予想です。40℃を超えると酷暑日と言われます。

真っ赤っかーーーーー!毎年、熱中症で救急搬送される方は、50,000人。死亡者数も数十~数百人となっているようです。

学校の断熱改修の動き

「暑くて勉強に身が…」教室の断熱改修を求め、保護者や生徒が署名を集め、文部科学相に提出に行った時の様子。文科省は何も動かず、、、(2023年8月29日)

文部科学大臣の部屋25℃程度。子供たちの教室35℃。子供たちが可哀そうということで、杉並区では今年10校に対して断熱改修をすることに決まったようです。

遮熱や屋上緑化をしているから涼しいはずだ!という意見もでたようですが、それらの効果は期待できません。
気温が上がってしまっている今は効果は無く、日射は暑いけど空気温度が低い時代の対策で、気温があがってしまっている今現在は効果が無いといえます。

そのような過程を経て、何もしないと言っていた文科省が3月に動きがあり、

まずは断熱改修から!すぐできる予防改修からするようにと突然発表がありました。

今後、どんどん断熱改修が進み、子供たちに良い学びの環境が備われば嬉しいですね。
サーモカメラで可視化すると、冬の寒さと夏の暑さがとても危険ということがよくわかりますね。

最後に、築40年の私の実家のサーモ画像を。断熱改修しないとヤバいです。。。2023年7月撮影

西側2階居室

屋根裏部屋

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