構造計画スペシャリスト

5月29日、構造計画スペシャリストのミーティングに初参加。
参加することになった経緯は、

4月30日に名古屋で行われたセミナーで能登震災の最新情報を伺えるこということで参加。
セミナー講師は「構造塾」の佐藤さん。現地の被害状況を写真で見せていただき、ニュースでは液状化被害が多く取りあげてられているが、もちろん建物損壊も多く、やはり耐震等級3の必要性を強く感じさせられた。

その後の懇親会で、がっつり佐藤さんと話させていただき、自分が独立しようと考えていることや、今後どのようなカタチで住宅業界に携わっていきたいか等、相談もさせていただいた。
ついでにエムズという屋号をオマージュしたいことも了承を得た。笑
※長年、某施主ブログで「営業M」として活躍?してきて、エムズという名前には特別な思い入れがあった。

その熱い思いを佐藤さんにぶつけると、思いもしていなかった話が舞い降りてきた。それが、今回の構造計画スペシャリストの話であった。

構造計画を世に広める

佐藤さんがやりたいことの一つに「構造計画を世に広める」という内容がある。
構造計画をしっかりできれば、潰れにくく頑丈な家になる。そのうえ、無茶な構造にならないので、大きい梁などの材が不要で、コストも下げていくことができる。

一般的にツーバイフォー工法は、耐震性が高いと言われているが、その理由の一つが構造計画ルールがしっかり“有る”ということ。私もツーバイ専門ビルダー出身なので、この構造計画の重要さが理解できる。

現に、軸組工法を採用しているが、ツーバイのルールを意識しながら間取りを書くと、図面決定後、構造計算しても耐震等級3は楽々取れるうえに大きい梁が入ることもなく、天井高を低くしないといけない等、そういった変更も出ない。
逆に構造計画ルールを理解していない設計者が図面書くと、ことごとく変更点が出てしまう。外注設計に図面を一から書いてもらうと本当に多い。

また、構造計算するので、必要な梁せい(梁の大きさ)が出てくるが、構造計算をしていないと…
そのリスクを考えただけで恐ろしい。

そんな大事な構造計画を世に広める。
その資格みたいなのを作って、どんどん広めていきたいとのこと。

誰でも受けられる資格なのかというと、そうではない。
ここには佐藤さんの信念がある。

資格や団体などについては、その名前欲しさに取得や加入する人がいてる事実。
よくあることですが、セミナーや勉強会には、毎回決まった顔ぶれが揃う。
「構造塾」の毎週勉強会でもそう。
さらにひどいケースは監修していないにも関わらず、構造塾監修と謳っている場合もあるとか。

大々的な資格にすると一定数そういう方々が入ってくるため、佐藤さんが慎重に選定している。日常でピンときた時に声掛けているとのことですが、まさか名古屋の地で、そんなことになるとは。私は本当に運が良い。

ミーティング参加者は、佐藤さんを除くと4人。
佐藤さんがこの4人ひとりひとりの選定した理由を話したのだが、皆さんとても熱心である。
そのような方々とつながれるのはとても環境的に恵まれていて刺激をもらう。

建物の倒壊による命の危険を未然に防ぐために、構造計画を世に広めていくことは重要な使命だと思う。

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コメント

コメント一覧 (2件)

    • 早川さん、ありがとうございます!
      建築分野で世の為にやらなきゃいけないこといっぱいありますね^^;
      構造計画広めていきましょう!!

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