川西の家|2026年6月の電気使用量を公開

5.22kWの太陽光で月573.3kWh発電。梅雨時期でも買電量は147.5kWh

高性能住宅の性能は、UA値や断熱等級だけでは分かりません。
本当に大切なのは、実際に暮らしたときにどれだけエネルギーを使い、どれだけ快適に過ごせるかです。

今回は、川西の家の2026年6月の電気使用量をまとめました。
結論から言うと、5.22kWの太陽光発電システムで573.3kWhを発電し、買電量は147.5kWh。

梅雨に入り、5月より発電量は減少しましたが、買電量は1日平均約4.9kWhに抑えられました。
天候によって太陽光の発電量が変動する中でも、住宅そのものの消費電力が少ないことが分かる結果となっています。

2026年6月の実績

項目実績
発電量573.3kWh
売電量375.1kWh
買電量147.5kWh
自家消費量198.2kWh

※自家消費量=発電量−売電量

発電した電気のうち、198.2kWhを家庭内で使用し、残った375.1kWhを売電しました。
自家消費率は34.6%、売電率は65.4%です。

1日平均で見ると

項目平均
発電量19.1kWh/日
売電量12.5kWh/日
買電量4.9kWh/日
自家消費量6.6kWh/日

1日あたりの買電量は約4.9kWhでした。
梅雨による曇天や雨天が増える6月でも、購入した電力量は1日5kWhを下回っています。太陽光の発電量だけではなく、住宅で使用する電力量そのものを抑えられていることが、この数字から分かります。

5月の実績と比較すると

川西の家の太陽光容量は5.22kWです。
5月と6月の実績を比較すると、次のようになります。

項目2026年5月2026年6月増減
発電量833.2kWh573.3kWh−259.9kWh
売電量608.2kWh375.1kWh−233.1kWh
買電量131.7kWh147.5kWh+15.8kWh
自家消費量225.0kWh198.2kWh−26.8kWh

6月は梅雨の影響によって、5月より発電量が約260kWh減少しました。
一方、買電量の増加は15.8kWhにとどまっています。

発電量が約31%減少したのに対して、買電量の増加は約12%でした。
発電量が減った分だけ買電量が大きく増えているわけではなく、住宅の消費電力自体が低く抑えられていることが分かります。

梅雨時期でも安定して発電

川西の家の太陽光は、

  • 南向き
  • 方位のズレがほとんどない
  • 屋根勾配2寸

という条件です。

2026年6月の発電量は573.3kWhとなり、梅雨時期でも安定した発電実績となりました。
太陽光容量1kWあたりの発電量を示す発電係数は、

573.3kWh÷5.22kW=約109.8kWh/kWです。

月前半は晴天が続き、6月10日から13日には、1日30kWhを超える発電を記録しました。
一方、梅雨前線や雨天の影響を受けた6月7日、20日、24日から26日は、発電量が大きく低下しています。
月を通して天候による変動はありましたが、太陽光発電システムは安定して稼働していました。

本当に注目したいのは「買電量」

今回のデータでも、注目したいのは発電量だけではありません。
梅雨時期でも買電量が147.5kWhに抑えられていることです。

1日平均にすると約4.9kWh。
5月の約4.2kWhからは増加していますが、その差は1日あたり約0.7kWhです。

6月は5月と比べて発電量が大きく減少しました。それでも、買電量はわずかな増加にとどまっています。

つまり川西の家は、「太陽光がたくさん発電する晴れの日だけ、電気代が安い家」ではないということです。

断熱性能、気密性能、空調計画、給湯計画。
これらをバランス良く設計することで、天候に左右されにくい、消費エネルギーの少ない暮らしにつながっています。

売電収支を計算してみる

5月の記事と同じ条件で、売電単価を19円/kWh、買電単価を26円/kWhとして計算します。

売電収入は、
375.1kWh×19円=約7,127円

買電料金は、
147.5kWh×26円=約3,835円

差額は、
7,127円−3,835円=約3,292円のプラス

となりました。

梅雨時期で発電量が減少した6月でも、売電収入が買電料金を上回る結果です。
また、自家消費した198.2kWhは、電力会社から購入せずに済んだ電気です。

買電単価を26円/kWhとして換算すると、
198.2kWh×26円=約5,153円
の電気代削減効果があったことになります。

※実際の電気料金には基本料金、燃料費調整額、再エネ賦課金などが含まれます。上記は電力量単価を用いた概算です。

雨の日はどうだった?

発電量が大きく落ち込んだのは、

  • 6月7日
  • 6月20日
  • 6月24日〜26日

でした。

梅雨前線や雨天の影響により、これらの日は太陽光による発電量が低下しています。
それに伴い、買電量は8kWh前後まで増加しました。

一方、晴天時の買電量は3〜4kWh程度に抑えられています。
このように、天候による影響は発電量と買電量の両方に表れています。

しかし、発電量が少ない雨の日でも、買電量は8kWh前後です。

つまり、
「太陽光が発電しているから電気代が安い」のではなく、そもそも住宅そのものの消費電力が少ない
ことが分かります。

晴れの日だけでなく、発電条件が厳しい日でも買電量が大きく増えない。
これも高性能住宅の特徴の一つです。

まとめ

川西の家は、5.22kWの太陽光で2026年6月に573.3kWhを発電し、買電量は147.5kWhでした。
梅雨の影響によって5月より発電量は減少しましたが、1日あたりの買電量は約4.9kWhに抑えられています。

売電単価を19円/kWh、買電単価を26円/kWhとして試算すると、売電収入と買電料金の差額は約3,292円のプラスとなりました。

もちろん、太陽光による発電量も大切です。

しかし、本当に価値があるのは「電気をたくさん作ること」だけではありません。
住宅そのものの性能を高めることで、天候にかかわらず、そもそも使用する電力量を少なくできていることです。

家づくりは、太陽光を多く載せれば良いわけではありません。
断熱・気密・空調・給湯計画、そして住まい方まで含めて設計することで、初めてエネルギー収支の良い家になります。

RAYm’sでは、住宅性能は設計値だけではなく、完成後の実測データによって検証することを大切にしています。今後も川西の家の発電量や電気使用量を継続して公開し、設計と実際の暮らしがどのようにつながっているのかをお伝えしていきます。

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